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バンフ国立公園 | ジャスパー国立公園 | ヨーホー国立公園

 
 

クートニー国立公園 | カナナスキスカントリー

 
 

バンフ国立公園

 6641kuを有する世界で3番目、カナダで最初に指定されたこの国立公園は、北米のみならず、日本にも名前が知れ渡った有名な国立公園である。
 バンフ国立公園の歴史は古く、1885年に保護区、1887年に「ロッキー山脈国立公園 / Rocky Mountains National Park」という名前で国立公園化された。その後1930年に、現在の名前、バンフ国立公園に改名され、現在に至っている。
 国立公園が保護区化された1885年(明治17年)という年代は、日本での国立公園法の制定が1931年(昭和6年)、初めての国立公園が1934年(昭和9年)に設立されたことを考えれば、比較的早い時期に公園としての重要性に気づき、保護政策を始めたということが言える。
面積は、1885年の時点で26平方キロ、1887年に665平方キロに拡大され、その後数回の公園境の変更がなされた後、1930年、現在の大きさ(6641平方キロ)になった。日本で言えば、島根県が約6707平方キロ、茨城県が約6408平方キロになるので、日本の一つの県ほどの大きさが、丸々国立公園になっているのである。
バンフ国立公園は、北はジャスパー/Jasper国立公園、西にヨーホー/Yoho国立公園、クートニー/Kootenay国立公園、南にマウントアシニボイン/Assiniboine州立公園、ピーターローヒード/Peter Lougheed州立公園と隣接しており、国立・州立公園群の中でも中心に位置していると言える。
 公園内には、バンフ、レイクルイーズという町があり、その町を基点に様々なハイキングを楽しむことができる。バンフ周辺では、レイクミネワンカ / Lake Minnewanka周辺や、初夏の黄色のカタクリの大群生が有名なヒーリーパス/ Healy Pass、また、シャトルバスでアクセス可能な、サンシャインメドウ/ Sunshine Meadowも景色、高山植物共に素晴らしい場所である。一方レイクルイーズ周辺にも、カナダの20ドル札紙幣にも使用されたモレーンレイク周辺でのハイキングやビクトリア氷河、マウントビクトリアを見ながらのレイクルイーズ周辺のハイクが人気である。レイクルイーズから車を利用して足を伸ばせば、アイスフィールズ・パークウェイ / Ice Fields Parkway(93号線)沿いにある、ハイキングコースを楽しむことができる。
 バンフ国立公園には、登山道が合計1500km以上も整備されており、無限大の楽しみを提供してくれる公園だ。 公園の情報は、バンフであれば、メインストリート(Banff Avenue)にあるインフォメーション・センター、レイクルイーズであればサムソンモール内にある、インフォメーション・センター、又はホームページ上で得ることができる。

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ジャスパー国立公園

 ジャスパー国立公園は1907年カナダで7番目の国立公園として設立された。公園内には合計1200kmもの登山道が整備されており、ハイキング愛好家を退屈させない。日帰りハイキング以外にも、バックパッキングトレイルも整備されているのが、ジャスパーの特長である。
 公園の面積は、10,878ku。バンフ国立公園よりも大きく、日本の都道府県で7番目の面積をもつ岐阜県(10,621ku)よりも大きい。ジャスパーへのアクセスはどの空港からも約400km離れており、アクセスは良いとはいいがたい。ただし、ジャスパーの町の周辺の半日ハイキングを初め、ゴンドラでアクセス可能な、ザ・ウィスラーズ/ The Whistlers、エディスキャベル / Edith Cavell氷河を見ながらのエディスキャベル メドウ/ Edith Cavell Meadow、マリーンレイク / Maligne Lake付近のハイキング、コロンビア大氷原付近のハイキングと日本では味わえない景観を見ながらのハイキングを楽しむことができる。ジャスパーはカナディアンロッキーの中で一番幅が広く、距離が長い谷の中に位置する。この幅が広い谷が数多くの野生動物の生態を支えており、野生動物との遭遇チャンスも他の公園よりも高い。
 アクセスは、バンフ方面からはトランスカナダハイウェイ経由アイスフィールズ パークウェイ(93号線)で226km、エドモントン / Edmontonからは国道16号線で西に370km、プリンスジョージ / Prince Georgeからは同16号線で東にkmで到達できる。
 インフォメーションセンターはジャスパーの町の中心部(500 コナウト ドライブ / 500 Connaught Drive)とアイスフィールズ パークウェイ上のアサバスカ氷河の目の前にあるアイスフィールドセンターにある。アイスフィールドセンターは夏季のみの営業となるので、注意が必要

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ヨーホー国立公園

 ヨーホー国立公園は、国道1号線上にありバンフから西に1時間30分程車で走った場所にある。歴史は古く、最初に保護区化されたのが1886年(マウント ステファン 保護区/ Mt. Stephen Reserve) 、これはカナダで2番目となる。その後1911年に国立公園化され、現在の大きさ1313平方キロ(琵琶湖(670平方キロ)の約2倍)になった。ヨーホーとは先住民族の言葉で驚嘆、不思議、畏怖、畏敬を意味する言葉である。
 他の国立公園と比べると規模は小さいが、見所は多くある。小さい面積に多くの美しい湖が詰まったレイクオハラ周辺、エメラルド色の輝きを放つエメラルドレイク、高さ300m以上の落差のあるタカカウフォール、また何といっても、生物の進化の過程を解明する為に世界で最も重要な場所とされユネスコの世界遺産にも指定されているバージェス頁岩。これらは、観光として行くのもよいが、それぞれ登山道もついているので、是非ハイキングとして訪れたい場所だ。
 アクセスは、トランスカナダハイウェイをバンフから西方面へ。レイクルイーズを過ぎさらに走ると、アイスフィールドパークウェイ(93号線)の分岐が右にあるので、ジャスパー、コロンビア大氷原方面に向かう人はここを右に行く。ヨーホー国立公園はトランスカナダハイウェイを直進し、キッキングホースパスといわれる峠を越える。この峠は、トランスカナダハイウェイの中で一番高いポイント(1625m)になる。この峠付近がバンフ国立公園とヨーホー国立公園の境になっており、同時にアルバータ州からブリティッシュコロンア州に入ったことになる。ヨーホーハイキングの拠点になるフィールドの町は、この峠を折りきったところ左手に見えてくる。
 インフォメーションセンターは上述のフィールドの町の中にある。トランスカナダハイウェイからフィールドに入り、すぐ右手にある青い屋根がそれである。センター内にはヨーホー国立公園内の世界遺産バージェス頁岩から採取される化石なども展示してあるので、情報収集だけでなく 見学に訪れるのも楽しい。

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クートニー国立公園

 クートニー国立公園はカナダで10番目の国立公園として、1920年に誕生した。他の国立公園が鉄道の敷設と共に制定されたのに対し、この公園は道路(現在のクートニーパークウェイ)を敷設する際に指定された。道路建設を希望したブリティッシュコロンビア州政府は1911年に工事を開始したが、わずか3年後の1911年にラディウムホットスプリングス付近の難所を工事するだけで、予算オーバーしてしまう。この状況を打破する為に、ブリティッシュコロンビア州政府は、連邦政府に工事を依頼する。連邦政府が工事するかわりに、南北に走る道路の東西8kmを政府に譲渡、そのまま国立公園化することを提案したのだ。1919年には工事の為の法案が制定され、1920年に国立公園化された。現在のクートニー国立公園の地図を見ると、まさに道路に沿って国立公園の境が走っているのはこの為である。
 クートニー国立公園内のハイキングはとてもユニークである。これは、2003年に起きた山火事により森林の多くが焼かれてしまって、真夏でもまるで秋の黄葉シーズンのような景観を作り出している為だ。山火事跡でのハイキングを楽しめるのはここしかなく、山火事後の植生の変化を感じ取れる場所である。また、カナディアンロッキーの中でも3本の指に入るバックパッキング(テント縦走)ルートである、ロックウォール/ Rock Wallがあるのもこの国立公園だ。山々や氷河の眺めも素晴らしく、マッターホルン初登頂者であるエドワードウィンパー/Edward Whymperが初登頂したスタンリー ピーク/ Stanley Peak (3155m) 、そのウィンパーの名前が冠された、マウントウィンパー( m)やストームマウンテン/ Storm Mountain (3155m)等が迫力ある姿で迫ってくる 。バンフからわずか西に30km、レイクルイーズからは東に28kmというアクセスの良さも手伝って訪れる人は多い。

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カナナスキスカントリー

 カナナスキスカントリー(K-カントリー)は、カルガリーからトランスカナダハイウェイを西に向かって車を走らせると、最初に出てくる公園群だ。他の国立公園、州立公園の名称は、公園単体を指すが、K-カントリーは、1つの公園を指すのではなく、3つの州立公園、森林保護区、放牧農場、採鉱場などの集合体を指し、その面積は約4000平方キロ(滋賀県や長崎県とほぼ同じ大きさ)にも及ぶ。K-カントリーの大きな特徴は、他の公園が自然保護を最優先にしているのに対し、レクリエーションを目的としていることである。
 日本ではまだなじみの少ないK-カントリーだが、整備された道路によるアクセスのよさ、カナディアンロッキー内陸部に引けを取らない景観、知名度が低い故の静かさなど、バンフ国立公園やジャスパー国立公園などに全く引けを取らない場所である。人の少なさゆえに、野生動物も多く生息し、道路際にムース(ヘラジカ)やグリズリー熊を見かけることも頻繁にある。
 公園内はキャンプ場、トイレ、登山道、インフォメーションセンターが効率的に整備されており、家族連れや旅行客にも使い勝手がよい。
 主なハイキングエリアは、K-カントリーを構成する州立公園の1つ、ピーターローヒード / Peter Lougheed州立公園に集中している。特に、この州立公園内にあるカナナスキスレイクスやハイウッドパス / Highwood Pass周辺は景観や花の群生が素晴らしい場所が多く、最初に訪れるのであればこの地域をお薦めしたい。もちろん、他の場所ボウバレー / Bow Valley州立公園、スプレーレイク / Spray Lake周辺なども素晴らしい場所が多くあるので、忘れてはいけない。
 公園内の主な道路は3つ、トランスカナダハイウェイと接続する40号線、40号線から分岐しカナナスキスレイクスに続くカナナスキストレイル、そのカナナスキストレイルとキャンモアを結ぶ742号線(Smith-Dorrien/Spray Road)である。
 インフォメーションセンターは40号線沿いに1つ(トランスカナダハイウェイ分岐から6.5km地点)とカナナスキストレイルに1つ(40号線との分岐から3.5km)の計2ヵ所あり、両方とも通年の営業である

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