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 カナディアンロッキーにある国立公園は、カナダ政府から国立公園として指定されていると同時に、近接する幾つかの国立および州立公園を統合してCanadian Rocky Mountain Parks(カナディアンロッキー山脈自然公園群)としてユネスコ(UNESCO)の定める世界自然遺産にも登録されています。
 近接する国立および州立公園とは、4つの国立公園(バンフ、ジャスパー、クートニー、ヨーホー)と3つの州立公園(アシニボイン、ロブソン、ハンバー)であり、その総面積は約26,500平方キロメートルにも及びます。北海道が7万8515平方キロメートルですから、北海道の約3分の1が世界自然遺産に指定されていることになります。
 ちなみにユネスコ(UNESCO)とは、United Nations Educational, Scientific and Cultural Organizationの頭文字で、国際連合教育科学文化機関を意味しており、日本は1951年に60番目の加盟国となりました(191カ国/2005年10月)。また、世界自然遺産とは鑑賞上、学術上、保存上、顕著な普遍的価値をもつ地形・生物・景観などを含む地域のことを指します。日本で登録されている世界自然遺産は、屋久島、白神山地、知床の3ヶ所(2006年1月現在)です。
前置きが長くなりましたが、カナディアンロッキーの魅力の1つは、このように世界自然遺産に登録されているのにもかかわらず、最低限のルールさえ守れば、自由に公園内を散策、ハイキング、テント山行、釣り、などのアウトドアアクティビティを行えることだと思います。更に上記のとおり広大な面積を持ちビジターが分散するので、最も賑わう夏の間でも比較的、静かな時間を過ごすことが可能です。
自由に世界遺産の中で過ごせる代わりに、ルールを破る人に対する罰則は通常よりも厳しくなる傾向がありますので注意が必要です。公園内に入る人はルールを知っていることが前提です。知らなかったでは済まされませんので、公園内に入る前にあらかじめ情報を入手して、自己学習をする必要があります。これはビジターとしての義務といえるでしょう。
 下記に公園内のルールを挙げましたので参考にして下さい。

 

1.野生動物との距離を保つ

 動物の大小にかかわらず、触る、おびき寄せる、邪魔をする、困らせる* などの行為は違法です。*「困らせる」英語ではharass/ハラスという単語が使用されています。セクシャルハラスメントのハラスです。さしずめアニマルハラスメントでしょうか?

 

2.野生動物から食物を遠ざける

 動物へ餌をあげることは違法です。ゴミなどは指定のゴミ箱へ、キャンプ場での食物管理にも注意が必要です。

 

3.ペットにはリーシュコードをつける

放し飼いのペットは時として野生動物をおびえさせ、その結果彼らを攻撃的にする可能性があります。飼い主にも危険が及びます。

 

4.全ての物をその場に残す。

皆さんがどんなに素晴らしい物を見つけようと、その物の所有者は自然自身です。次の人の為にも、その場に残しましょう。

 

5.立ち入り禁止/制限などの公園からの指示に従う。

安全上、環境上の理由で一時的に立ち入り禁止や制限が行われる事があります。その際には看板/注意書きが出ますので、それに従いましょう。

 

6.小火器(ピストル、ライフル、ショットガン、マシンガン)などを持ち込まない。

これは日本からの観光の方には関係のない話ですね。

 

7.国立公園の職員への手助けを!

怪しい人間、ルールを乱す人間がいたら通報しましょう。
また、人間に限らず熊、クーガー、狼、並びに攻撃的な動物の目撃情報も国立公園は必要としています。電話番号 1-888-927-3367(フリーダイヤル)

 
 
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