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始まりはなんとなく....

ただ実家を出て暮らしたい、誰にでもある思春期の悩み。それが18歳の僕を山と出逢わせてくれた、たった一つの理由です。住み込みの仕事を探していた僕はたまたま見た求人誌の応募の欄に山小屋があり、なんとなく応募しました。いざ山小屋で働いてみると、山にはとても沢山の人が関わっているんだということに気づきました。高山植物の保護、登山道の整備、また山岳救助など、いつしか山そのものだけではなく山で働く人たちに自然と尊敬を抱くようになっていました。

その中で、日本だけでなくもっと世界の山で働く人を知りたい。そう思うのは必然だったのかもしれません。
20代、日本だけでなく世界の山に登りに行くうちにヨーロッパのガイド文化やヒマラヤのシェルパ文化、ニュージーランドや北米のクライミング文化を目のあたりにして、いつかこの文化を日本に還元したいなと考え山小屋で働いていたのを思い出します。
そして30歳の時、登っているだけではなくそこで暮らしてみないとわからないことがある、そう一念発起し長年働いていた山小屋を辞めカナダに渡りました。

山だけではないということ。

カナダに暮らし始めて、沢山の驚きがありました。まず日本のように細分化されていない世界がそこにありました。例えば山だけでいっても、一般登山者、山屋さん、岩屋さん、フリークライマー、スキーヤーなど、日本だととにかく沢山の分類がたくさんあります。それがカナダでは、みんな山を楽しむ仲間なのです。みんなが素晴らしい時間を持っているという共通理解がありました。優劣などはもちろんなく、究極は登らなくてもいい。例えばオーロラ鑑賞、野生動物との遭遇など、自然をありのままに感じることが素晴らしいのだと、人間も自然の一部と思い出すこと、これが一番大切と言うことを気づかせてくれました。
そしてもちろんですが、山で働くプロフェッショナルな人たちこそ、この根底をしっかりもっており、とても優しくそして自然に対してフェアであることにとても刺激を受けました。またカナダで暮らすうちに日本の山の良さも知ることができました。

僕自身、日本で12年間、登山業界で仕事をしていましたので、いつの日か日本の山をカナダの人たちに紹介したいと考えています。日本の里山の紅葉や萌える新緑、また世界に誇る降雪量のある雪山。これは世界中どこに行ってもないものですから....カナダに来てからの日も浅くまだまだ未熟ものの僕ですが、山だけじゃない、そこに暮らす人々、息づく植物や動物、そしてその両方を含む自然。僕はカナダという国を通じてその素晴らしさを少しでも伝えていければと考えています。

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プロフィール
谷剛士 プロフィール

谷 剛士(タニ タケシ)

1980年11月6日 申年生まれ
大阪府出身
所有するガイド資格
  • ACMG
  • RMAM
  • IGA
  • CAA

高校卒業と同時に信州の山小屋で働きはじめ、山岳ガイド、スキーパトロール、民間の山岳救助隊員などの経歴を持っています。体はそれほど強くなく、小さな頃から喘息持ち。空気の綺麗な場所でしか生きられず、信州、北海道、ついにはカナダへと住処を移すことに街では半病人、でも山の中に入れば元気100倍!! ガイドとしてはまだ未熟で、先輩達の教えのもと、ヤムナスカガイドの伝統を引き継いでいきたいと、日夜勉強中です。


山以外にもスキー、山菜取り等なんでもやりますが、一番好きなのはアルパイン・クライミングです。日本では冬の北鎌尾根や滝谷、屏風岩、ヨーロッパではドロワット北壁、ニュージーランドではMt.クック登頂、そして、アラスカやヒマラヤなどで登ってきました。また、カナダではカナディアン・ロッキー最難の山であるMt.アルバータや、北米のマッターホルンと称されるMt.アシニボイン、そしてロッキー最高峰のMt.ロブソンの頂に足跡を残しています。2014年に見習いロックガイドの資格を取得し、カナディアン・ロッキーでは唯一の日本人ロックガイドとして日々精進中です。現在はACMGアルパイン・ガイドを目指し、世界中のパートナーと共に登山が中心の生活を送っています。

好きなものコラージュ

誰にも負けない得意分野、趣味、尊敬する人物などなど。